「ねぇ~お姉ちゃ~ん!アタシねぇ~、最近~。ブログ始めたのぉ~」
かったるい喋り方、妹の瑠音(ルネ)。
私とは正反対の、4つ下の妹。
「ふ~ん・・・それで?」
私はいつものように朝寝坊で、慌てて支度をする。
今日は会議の資料作らなきゃいけないってお局が言ってたっけ、マジウザい。
「お姉ちゃんもやろうよぉ!楽しいよぉ~、アタシミクも始めたのぉ~」
「ミクって何。」
「え~っミクシィだよぉ、友だちいっぱいできるんだよ~!」
「知らないし興味ない。」
「お姉ちゃぁ~ん・・・」
「あんたみたいに私は暇じゃないんだよ!午後から講義なら掃除しとけよコノヤロー!!」
「や~ん怒っちゃヤだぁ~!」
かったるくルネが何か言ってたけど。
私は満員電車に乗り会社に向かうため、部屋を出た。