オタク百人に『この人何に見えますか?』っと尋ねると百人とも『魔法少女』っと答えるような格好をしている少女の名は篠宮瑠璃(しのみやるり)、高等部三年の先輩で容姿淡麗、文武両道、更にはこの学園の理事長代理で生徒会長という凄い人なんです。

又、魔術研究会の部長で自ら魔法少女を名乗る変人で(っと言うか楓と共に魔法少女として学園の治安維持に努めていたるする)、いろんな人に(主に被害に合うのは楓である)迷惑をかけまくる困ったちゃんでもある。

これは余談であるが、高等部だけで生徒数が2600人もいる学園内で部員七名の魔術研究会が潰れずにいるのは瑠璃が職権乱用しちゃってるからである。

だが今、楓にとってはそんなことはそんな事はどうだって良いのだ。

彼は確に部活開始の定刻に間に合った…はずである。

故に楓は抗議する。

「何で遅刻なんですか!だってまだ部活開始まで時間が…」

「ちっがーう