だった。

「んっ、マシンガンの方が良かった?」

「そうじゃ無くて…」
「いやぁ、大型の銃器とネコミミの婦警さん…萌える組み合わせだねぇ…」

僕の話等聞いて無い様子でしみじみと語る先輩…っというか…。

「僕は男です!」

「まぁ、相手は犯罪者だから遠慮なく撃って良いから」

「えっと…」

「大丈夫、大丈夫、銃弾に追跡-トレース-の魔法がかけてあるから確実に相手に当たるよ」

先輩…何処から突っ込んだら良いのか全く解りません…。

「とにかく…行きましょう!」

そして先輩と僕は倉庫へと入って行った。

6 「うっわ…」

東京ドーム程の広さがある倉庫の中にはネコミミ少女(少年)やイヌミミ少女(少年)が詰め込まれたケージが大量に存在していた。

気のせいだろうか…みんなやつれてる様な気がする…。

「…何でこんなに猫や犬が…」

「売るためでしょうね…」

“ギリッ”っと先輩が歯ぎしりをする。

それは先輩が本気で怒っている時にする仕草だという事を僕は知っている。

先輩曰くペット用の猫や犬の相場は5万~12万と割と安い…だが手入れが行き届いた猫や犬を品評会用に売り出せば20万~50万の値がつくというものらし