ベルダンディが顔を手で隠す。

スクルドは僕の上半身を裸にするとベルトを外しズボンを降ろそうとする。

「ちょっ…いきなり何するんですか!」

「魔術を人に使用する際、対象の体、又は体内に何らかの印が現れるそうですから…」

スクルドはそう答えズボンを降ろすとパンツに手をかける。

「服を脱がさなくてもスクルドならX線を使って探せるじゃないか…」

「そう言えばそうでしたね…」

スクルドは無表情に言うと僕の体に手当て目をつむる…。

そしてその手を順に降ろしていく。

それを何回も繰り返し…。

「成程…」

スクルドは顎に手を当てて頷く。

「楓様の脳にお嬢様の付けたと思われる印が見つかりました」

「じゃあ何とかなるんですか？」

「いえ…それはお嬢様