家に電話が掛かってきた…


 あたしは軽く手を洗って

 濡れた手で電話に出た


「もしもし??」


「「もしもし 鷹の家族の

 方でしょうか???

 今さっき鷹が

 事故にあって重体の為

 原市民病院まで来て下さい」」


「えっ---」


「「プープー」」


 そこには電話の途切れた

 音しか聞こえなかった…


 あたしは急いで病院に

 向かった…



 ハァハァ…

 あたしは急いで受付で

 鷹の部屋を聞いた…



 早く鷹の顔が見たかった…


 鷹の病室に着いて見た

 光景に言葉を失った…


 何本もの管が

 鷹の体には繋がっていた…


 あたしは鷹に

 駆け寄って泣き崩れた…


 神様に鷹は連れて

 行かないでって頼んだ…