今の気持ちを全て話した。店長さんになら何でも話せてしまう。こんなに心を開けるのは店長さんと、親友の友坂なち(トモサカナチ)くらいだ。




『そっかー、で。ちえちゃんは後悔してるのかい?』

店長さんはレジの近くの椅子に腰掛け私を見てきた。



「え…?」

後悔?何に後悔するの…。

『だから、逃げちゃったんでしょ?その事後悔しているのかい?』


「それは…。」
私は後悔してるの?
でもなんて…。




『ちえちゃんは、その佐野さんの事好きになっちゃったんじゃないのかな?』