「すいま・・・せん・・・遅くな・・・りまし・・・た・・・」


走ってきたため、息切れしながら先輩たちに遅刻したことを謝る。


大輔さんからは、後で罰ゲームだなと言われ、愛美からも遅刻しない為に昨日早く帰ったでしょと怒られる。


そんな怒られながらの状況でも目では咲夜さんを探し、キャンプに出席していることを確認した。




だが。




サークルのキャンプだということは、当然レミさんも来ているわけで。


咲夜さんの隣はすでに埋まっていた。

私とは対照的に朝からテンション高く咲夜さんと何かを話しているレミさん。


しばらくレミさんと顔を合わせていなかったことで忘れていたが、その光景で思い出した。



ここ最近は、咲夜さんとのいい思い出がたくさん出来ていたから浮かれていた。



このキャンプも、咲夜さんとたくさんお話できると思っていたけれど、簡単にはいかないようだ。