鋭いこずえさんだから、絶対に図星なことを言うのだろう。
ドキドキしながら答えを待った。
「・・・レミじゃん?」
久しぶりに聞いたその名前に胸が苦しくなった。
レミさんを思い出すと必然的に咲夜さんを思い出す。
・・・あの日の光景を思い出す・・・
えっそうなの?と驚いた表情で愛美も私の顔を覗き込む。
「・・・いや・・・そんなこと・・・」
「別にぶっちゃければいいじゃん。誰にも言わないし。」
私の言葉を遮ってこずえさんが話した。
サークルに行けない理由・・・。
レミさん?咲夜さん?
レミさんが咲夜さんと仲がいいこと?
でも、このサークルって恋愛禁止なんだよねぇ・・・
いろんなことをぐるぐると考えれば考えるほどうまい答えが見つからない。