あの日、咲夜さん楽しそうだったんだ・・・


大輔さんは続けた。


「あいつ、あまり飲み会に顔出すことも多くはないんだけどさ、お酒の席で盛り上がってハメはずすようなことってあんまりしないんだよな」


ふぅんと頷きながら聞いていたが、鼓動は高鳴っていくばかり。


大輔さんから見て、いつもと違う雰囲気だった咲夜さん。


その先輩の光景がやっぱり思い出せなくて悔しくなった。


「・・・私・・・、2次会行ってから全く覚えていないんですよねぇ~」


あの日の2次会。

私はどういう様子だったのか。
お酒を大量に飲んだということは間違いないだろうけれど。


普段とは違かったという咲夜さんのこともすごく気になる。


何か話してくれないかという期待を込めて大輔さんにぶつけた。