どんどんと鼓動は高鳴る。


「今日、ここね」


連れてきてくれたのは、大学からそう遠くないチェーン店の居酒屋の個室。


「待たせたな~」


「こんばんはぁ~」


大輔さんに続いて愛美も元気よく中に入っていった。


高鳴りが頂点に達したとき、その個室の中を覗いた。



「・・・こんばんは」





一気に全身の力が抜けた。



こんなにドキドキしてた私、馬鹿みたい・・・



「よろしくねぇ~」



中にいたのは、はじめましての男二人。