「てかさ、これからどうする?」


怠そうに横目で私を見る愛美。



「こんな真っ昼間に解散させられてもねぇ。早起きしたの損した気分だよ。」



一ヶ月と少しの春休み明けの早起きはさすがにこたえる。


家に帰るにも余りにも早過ぎる時間だし、何よりてっぺんにある太陽が眩し過ぎる。


「とりあえず、学校の外出るか。」


「だね。」



カラカラとヒールを引きずりながら、私たちは歩き出した。