咲夜さんのことを考えている間も愛美の話は続く。


「あのサークル楽しいけど出会いがないわけ。ってことで、合コンセッティングしましたぁ。綾乃も行くっしょ?」


テンション高めな愛美の勢いに乗せられて何も考えずに頷いた。


「決まりね。イケメンたくさんいるからさ。」



いろいろ考えていても仕方がない。

合コン行ったらいい出会いあるかもしれないし。


・・・やっぱ彼氏欲しいし。



咲夜さんのキスのことも忘れられるかもしれないし。


でも、やっぱり気分は乗らない。


忘れようとしたって…


どんなこと考えたって、咲夜さんのことで頭がいっぱいなんだもん…。