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「もう!連絡くらいしなさいよ。」



飲み会の後から音信不通だった私に、心配したんだからと怒る愛美にごめんと謝った。


「入学式の翌日からサボるなんて」

と、呆れられながも私の分にと配布されたプリントを余分に貰ってくれていたことに感謝した。



「愛美、最高だよ。マジありがと。これからは飲み過ぎないように気をつけます」


シュンと俯いてみるも、あの日の話題になると咲夜さんが思い浮かんでしまう。



愛美はあの日、こずえさんと2人で飲みに行ったことを話してくれた。


「こずえ姉さん、マジウケるから!!あのサークル入ること決めちゃったよ」



「私も・・・迷惑かけた罰として、大輔さんに強制入部させられた。楽しかったし、入ろうとは思っていたけどね」


咲夜さんについては、なるべく触れないようにしようと思った。


キスの件もあるし、絶対にどこかで墓穴を掘ってしまう気がしたから。