やっと体からお酒が抜け、回復した時にはもうあたりは暗くなっていた。
ふと携帯を開くと、何度か愛美からの着信が残されていたが、すぐにかけ直す気にはなれなかった。
今朝…もう昼近かった、あの瞬間。
花びらの如く舞落ちたあの感触…。
何度も何度も脳裏を駆け巡る。
テレビに出ているどんな芸能人よりもかっこいい咲夜さん…。
一人暮らしを始めたばかりのこの部屋で、ただただ、出会ったばかりの咲夜さんのことを思い出すと胸が締め付けられ、切なくなった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…