「咲夜が日本酒飲ませ過ぎたのがいけないんだぞ。それにお前はいつも俺んち来たらベッド占領すんだから」


咲夜さんがベッドを使うのは、いつものことのようだ。


私はどうして一緒に寝ていたんだろう。


どうしても思い出せなくて勇気を出して聞いてみた。


「あの・・・私、昨日の事全く覚えていないのですが、恐らく皆さんにかなりのご迷惑お掛けしましたよね・・・」


俯き加減に先輩たちを気にする。

さっきのこともあり、咲夜さんはなるべく目に入らないようにした。


「あはは。気にすんな。お酒は酔いつぶれて強くなっていくから。ってか、新入生は学校あるんじゃないの?履修の説明とか。・・・って今からじゃ間に合わないけどさ」


はっと我に返り時計を見るともう昼近くだった。


「やるねぇ。入学2日目にしてサボりだぁ。」

「レミさん!そんなんじゃないですって!」