静けさを取り戻した海辺。


バンガローの方向から、かすかにみんなの人の声が聞こえてくる。


月が照らし、寄せては返す波の音が心地よい。


爽やかな潮風が夏の暑さを忘れさせてくれる。



一通り砂浜を確認し、腰をおろした。


普段の生活では見る事が出来ないほどのたくさんの星の数。



2泊3日はほんとうにあっという間だった。


咲夜さんとゆっくり話すことはできなかったけれど、本当に楽しかった。


こずえさんとももっと仲良くなれたし、愛美の意外な一面も見る事ができたし。



明日にはもう帰るのかと思うとちょっぴり寂しくも感じた。



旅行最後の夜、おもいっきり楽しもう。


そう思って砂浜を後にしようとした。