「え・・・あ・・・」


言葉を返す暇も無く愛美は足早にバンガローへと戻っていった。


「綾乃ごめん。悪いんだけどあたしも先に行ってるわ。片付けお願いね」


「はい・・・」


片付けから逃げるかのようにみんなささっと帰っていく。


「まーったくあいつらは・・・」


と、大輔さんはぶつぶつ言いながら残骸をバケツに突っ込んだ。



「じゃあ、俺、これ持っていくから綾乃、ゴミ落ちていないか確認してから戻ってきて?」


「わかりました~」


ちょっとふて腐れながら返事をした。