「目的地到着~!!」
大輔さんの声で、みんなが一斉に顔をあげた。
海に隣接したキャンプ場。
バスからピョンと降りると、荷物をバンガローへと運んだ。
「男女で2つとってあるから」
部屋を開けると、木の香りが漂ってきた。
10条くらいのスペースに6条くらいのロフトがついている。
「女って、あたしたちしかいないから、3年と1年で上下で別れよう」
こずえさんが提案した。
あたしと愛美は下。先輩たちは上へ荷物を運ぶ。
・・・レミさんも一緒か・・・
最近、レミさんとどう接していいのかわからない。
愛美とこずえさんとは毎日のように顔あわせてるけど、レミさんとはうまく過ごせるのだろうか。