「お前はなんで空気が読めないんだよ!!

明らかに入ってくるシーンじゃねーだろ!!」



「別にいいじゃんか。

二人の幸せは、俺が作ってあげたようなモンなんだから」



「そりゃそーだけどよ。

それとこれとは話しは別だ!」



呆れるあたしの横では、遼平さんとお兄ちゃんが言い合いを始めてしまった。


というか…なんでお兄ちゃんがあたし達の幸せを作った訳…?




あたしが疑問に思っていると、悩んでいるあたしに気付いた遼平さんが教えてくれた。




「一応、幸也が俺に教えてくれたんだよ。


…どんな手を使ってでも大好きなヤツを守れって。

他の奴らも俺の味方だってな」




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