私の目の前にいたのはあの涼だった。

「・・・」

突然の事で何も言えなかった。

「てか君さぁS女だったよね??」

気をしっかり持ちドキドキしている心臓を圧し殺して涼の会話に集中した。

「あっ・・はい。幼稚園からの上がり組なんですけどね。」

すると涼は目をまるくして言った。

「ちょーお嬢じゃん!!そんな子が夜中の2時にこんな所いていーのかなぁー??」

涼はからかうように言ってきた。

「別にいーんです。誰も気にしないし・・それに・・学校も家も息苦しい・・」