「歩、考えすぎでしょーてかスキなんでしょ?彼の事!!」

親友の美咲にいつも彼の事を話してた。

そんなある日に言われた一言。

スキ・・?私が彼を・・??

分からなかった。

親からの愛情なんてなく育った私には理解できなかった。

そんな気持ちのまま、月日は経ち、中3になった頃だった。

夜の街にいた私は一人の男に出会った。

涼だった。

「あれぇー君、確かこの間うちの高校に試合見に来てなかったっけ?」