涼はバスケ部のエースでちまたでも有名だった。

同じバスケ部のよしみで、何度か試合で見掛けたことがあったのだ。

ただ、顔は見たことがあっても話した事は一度もなかった。

彼と話してみたい・・
彼の試合を見る度に感じた。

見てくれがいいからじゃない。たまに見せる彼の目が・・似ている・・。

自分と。

何かにやるせない様な目

大勢の人に囲まれ全てに満たされていて必要とされている彼・・。

それなのに・・

あなたはどぉーしてそんな目をしてるの??

私と似ている目・・。