「志穂~。
 寮行こー。」

「うんっ。」


放課後になり、

部活動に入らなかった私たちは
寮に帰ることにした。

学校と寮は結構近く、
すぐに付いた。

「葵ー。
 寮大きいねー。」

「何言ってんの。
 もう何回か来たでしょう?」

「そりゃそうだけどさー。」

「イィから、行くよ。」

「あーい。」