あたしと梨唖さんはファミレスに着くなり奥の窓際の席に座る

地元着で財布以外にたいした物も持たず手ぶら同然のあたしと違って、梨唖さんはどこに行く時も手を抜かない。

今日もとっても綺麗。

「あこがれるなぁ…」

「え?」

「あ、いえ」

「あはは♪何か頼もっ」

「はいっ」


注文も済ませ、異性の話やサークルの話で盛り上がる。
しばらく話した後
梨唖さんは「フゥ〜」とため息を吐いてからおもむろにそれを言う。