「嫉妬もなにも…アオくんとはそんな仲じゃないよ。」

「でも王子様にはそう見えたのよ。
奈緒、愛されてるねえ。」

楓ちゃんがなんだか羨ましそうに言うから、私はため息をついた。

困ったな、そんなんじゃないのに…。