「アオくんー。…あっ。」

何も無いのに転んでしまった。
痛い…私、なんでこんなドジなんだろう。

するとアオくんが寄って来て、手を差し延べてくれた。

「あ…ありがとう。」

その手に掴まって、私は立ち上がる。
アオくんは呆れたように笑ってた。