若王子さんのキラキラした目を見てると、強く言い返せない自分になってしまうのが嫌だった。

「奈緒、白雪姫にせよ、眠り姫にせよキスで目覚めるだろう?

お姫様はキスされるものなんだよ。」

「私はいつでも起きてます…。」

だめだ、絶対通じないんだから。