私の目からは意図せずして涙がぶわっと溢れ出した。

知ってる人の顔を見て安心したのかな。
とにかく涙が止まらない。

「おいっ、奈緒!」

「アオくんー!」

アオくんは慌てて落ちたボールを広い上げ体育倉庫に入り、扉を閉めた。