私が困り果てていると、若王子さんはふっと表情を緩めて言った。
「まあ、こいつを上手く断る理由を今すぐ考えろって言われても酷か。
奈緒、体育祭までにはちゃんと断っとけよ。」
「…お前…そりゃ逆だろ。お前を断る理由を探してんだよ、奈緒は。
奈緒、上級生だからって遠慮する必要無いからな。」
「まあ、こいつを上手く断る理由を今すぐ考えろって言われても酷か。
奈緒、体育祭までにはちゃんと断っとけよ。」
「…お前…そりゃ逆だろ。お前を断る理由を探してんだよ、奈緒は。
奈緒、上級生だからって遠慮する必要無いからな。」