次の日、私はアオくんと学校に向かった。

昨日のこと、アオくんには全部話した。
キスのことはさすがに恥ずかしくて言ってないけど、若王子さんとの関係が終わったことを伝えると、アオくんもすごく喜んでくれた。

「良かったな、奈緒。やっと平和だ。」

「うんっ!」

久し振りの気持ちのいい朝。
これが私の望んだ日常。