「若王子先輩、傷つく必要なんてない。
だって…傷つくのは辛いよ。」

若王子さんに彼女にさせられて、いじめられて、果さんに重ねられてたことを知って、惨めになって。

この数日で私はいっぱい傷ついた気がする。

それがいくら目の前にいる若王子さんのせいだとしても、私はもう誰かに私と同じ思いをさせたくなかった。