次の日、私は憂鬱になりながら昼休みを迎えた。

ああ、もうすぐまた若王子さんが来るよ…。逃げたい。だけど絶対見つけられる…。

というのも一度だけ逃げたことがあるから。どこか隠れてればバレないと思って、万全を期して女子トイレの個室に隠れた。