帰り道


「最近…てか、カラオケんときから
なんか隠してる?ひよりちゃん」

「え?別に隠しごとなんて…」

「ウソ。絶対隠してる。
俺でよかったら話してよ?」

「………。」





話してもいいの…?






聞いてくれるの…?





「っ……………」




心の中で張り詰めてるものが一気に口からあふれ出て
泣きながらで何言ってるか分からなかい話も、昇くんは一生懸命聞いてくれた。


「そっか。辛かったね…。」


そう言って頭をぽんぽんしてくれる。