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ホームルームが終わってあたしはすぐ教室を出た。
由愛と一緒にいるとせっかく固めた決心が崩れて
全部話してしまいそうで。
早歩きで廊下を歩いていると誰かに声をかけられた。
「ひよりちゃん!!」
「…？」
振り返ると息を切らした昇くん。
「何？昇くん。」
「良かったら一緒に帰らない？
最近、あんましゃべってなかったからさ♪」
「…そうだね♪帰ろっか♪」
たまにはいいよね…？
息抜きしても。
昇くんはれっきとした友達だし。
