望月が来ている――
 
奴の目的は定かではないが敵ではないはずだ。
 
今の俺達にとっては嬉しい状況であることには違いない。
 
「とりあえず、先に進むとするかい?」
 
「ああ、そうだな」
 
俺達は再び歩み始めた。
 
地獄への階段を……