大学に入った俺と陸はすぐさま人気に…

「え…あの人カッコよくない??」

「いやあっちのほうがカッコいいよ!!」


周りには俺と陸の話しをする女子ばっか…

本当に虫の大群みたいで気持ち悪いのなんの

陸はまだ彼女と続いている…

なんちゃ一途な方だから…

俺はあれから恋をしていない…
恋をするのがまた怖くなったわけじゃない…

まだ未来が忘れれないからだ

しかし…もう前に進まないと…
そんなことを思いながら歩いていると…


「ちょいトイレ行ってくる…咲斗そこらで暇潰してて」


まあそこらでもブラついとくか
一人で歩いていた…そしたら


ドンっ!!

「きゃあ!!」

すると前から勢いよく知らない女の子が俺にぶつかってきた…

「もう…痛いわね…どこ見て歩いてんのよ…」

「いきなりぶつかってきて第一声めがそれかよ…今さっきは可愛らしく…きゃあって言ったくせに」

バチン!!

頬に痛みが染み渡るのがわかった…

俺…ぶたれたのか…

「もうあんたみたいな男嫌い…邪魔だから消えて…」

初対面なのにここまで言われるとは…

その女はフルーツのような匂いを残して

俺の前を去っていった