再び丁寧に身体を洗われ、いやらしいことは何もなくそのまま湯船へ。

私が湯船につかっている間に飛田さんも身体を洗って。

マンションにしては広い湯船に、私をうしろから抱きしめるようにして入ってきた飛田さん。

「はー。気持ちいいね」

ぐいっと身体を引き寄せられて私の肩に顎を乗せた。

「このままずっといっしょにいたいよ」

ちゅっと首筋にキスをされて、思わず首をすぼめてしまう。

ぎゅっと強く抱きしめられてなんだか気持が切なくなってしまった。

「明日も会社で会えますよ?」

そう、明日からまたいつもの毎日が始まる。

次にデートできるのは、いつなのかな。

少しだけ飛田さんから身体を話して振り返ると、驚いた飛田さんと目があって。

「ね?」

体制を整えて腕を伸ばし、飛田さんの首に抱きついた。

狭い湯船の中で、お互い身体を密着させてきつく抱き合って。

「そうだな」