本当にここから出勤しなければならなくなるのかと心配したけど、19時と聞いてほっとしてしまう。

ふと窓のそばにいる飛田さんを見ると、全裸でどこも隠していない状態でこちらを見ていて。

「きゃっ」

見てしまったこちらが恥ずかしくなってしまって手元にあったシーツを顔の上まであげた。

「か、隠してくださいよっ!」

「そんなに照れなくても?」

いつの間にそばへ来たのか、隠れていた私は飛田さんによってシーツをはがされてしまって。

そっと腕を掴まれて上半身を起こされると、そのままベッドから立たされてしまった。

「シャワー行こうか?」

しれっとそんな事を言いながら私の腕をつかんだままシャワールームへ行く飛田さんだけど。

二人で全裸で家の中をうろうろしているこの状況が理解できなくて。

せめて何か羽織ってから…なんていう間もなくお風呂の中に押し込まれてしまった。

当たり前のように、飛田さんも一緒。

「い、一緒に!?」

慌てた私は思わず飛田さんの手を振り払ってしまったけど。

あっという間に頭から温かいお湯をかけられて出るに出られない状態。

「何か問題でも?」