「愛してるよ」

ゆっくり動いていた飛田さんの息遣いも激しくなり、それに合わせて動きも激しくなって。

「あ、ああっ」

飛田さんに抱きしめられるようにして、二人で頂点まで達した。

初めて身体を重ねた二人だけど。

身体の相性って本当にあるんだ…。

今までに経験したことのないような快楽に、溺れそうになる。

ギュっと抱きしめられた身体はまだ余韻に浸っていて。

どちらからともなく抱き合ったまま、いつの間にか眠ってしまっていた。


ふと目が覚めると、辺りは真っ暗で。

状況がつかめなくて寝がえりを打とうとしても動けない。

え?なんで?

身体が重くてぼーっとする頭をフル回転させる。

「ワン」

「えっ!?」

突然耳元で犬の鳴き声がしたかと思うと、べろんっと耳を舐められた。

「ひゃあっ」