「あの…さ、美優ちゃん……良かったらだけどさ俺と……付き合ってくれない?」


「えっ?」

口に運んでいた
アイスクリ-ムが
落ちる。

「俺、ずっと美優ちゃんが好きだった-…」


イキナリの告白。

あたしは今まで
和也を恋愛対象として
見た事なんてなかった。

それにあたしはもう
アノ人以外愛せない。

「…ごめんなさい、あたし、他に…好きな人がいます……」

「知ってるよ。高橋翔平でしょ?」

っ!!!!!!

「な、何でそれを!」


翔平が好きなんて
あたし一言も
言ってもないのに見事に当てられ、目が真ん丸になった。

「姉貴から聞いた。知ってるだろ?吉田美奈」

「もしかして……!!」


「そっ♪俺、吉田美奈の弟♪♪」

イキナリの
カミングアウトに
頭がこんがらがる。

「ちょ-っと待って!美奈さんは高校生雑誌Peachの専属だよ?姉貴って事は和也より年上でしょ?」

「そうだよ、姉貴は今年でハタチかな?」


いや
今カナリの爆弾発言を…