「うぅ~と……エイリアンじゃなくて-……」

「美優っ♪」

「あっ、咲!!おはよ!」


「今日、紗耶香ちゃんは?」

「……休み…かな…?
来てないし」


「そっか、それよりさっきからブツブツ何言ってたの?おまじない??」


あれ?
あたしおまじないなんかしてたっけ?

「え?してないよ?」

「言ってたじゃん、エイリアンがナンタラコンタラって」

エイリアンっ?


「あぁ、それはね……
って何であたしの考えてる事が分かるのっ!!!?
もしかしてエスパ-!!?」

「声に出てた(笑)」

「ぁ、マジですか(笑)」

「で、どうしたの?」

「あのね、笑わない?」

「うん、笑わないよ」

「昨日にね、見た夢がね思い出せないの」

「………………」


何このシ-ンとした空気!

なんかお笑い芸人が
スベッたみたい!!


「プッ………」

「………?」

「プププ……」

「………?」


「ブハハハハハ!!!!!!」

「ななな、何っ!?」

何かあたしまで
恥ずかしくなって
顔が熱くなる。


「たったそれだけ!?」

「………うん?」

「昨日の夢を思い出してたの?」

「………うん?」

「あのね、夢はね夢なの!気まぐれで見るモンなんだよ?それに何で夢なんかが気になるの?」