そう言って
あたしの頭をポンと叩く

「ほら、食べよ」


「う、うん!」


テ-ブルに並ぶ
たくさんの大小様々の
フォ-クとスプ-ン


ピンポーン♪

聞き慣れた
あたしには馴染みの深い
ファミレスのピンポン



それが何故かVIPル-ムに


「お待たせ致しました」

先ほどの
ウェイトレスさんが
次は大きなガラガラを
押して再び登場!


ご馳走を盛った
大きなお皿をあたしと
翔平…いや、お兄ちゃんの所にそれぞれ置き
ペコリとお辞儀して
また去って行った


「………スゴ-イ」

素晴らしいご馳走の数々に目が輝く


「さ、食べよ」


翔平の一言で
あたしは料理に
かぶりつく



「ぅんま-い!!」


「喜んでくれてよかった」


翔平の前で
ついつい料理を
ガサついてしまった


「…………//」


下品な女って
思われたかな……?



「相変わらず変わんねぇ-な」

って笑う翔平



「翔平は……すっかり
変わっちゃったね…」


うっかり出た本音

それに気まずそうな顔を
する翔平。


「美優…………」


「……なんでもないっ!!ん-、これ超おいし-」



「寂しい思いさせてゴメン……」