「美優っ!!!」

「ぅきゃっ!」

いきなり
翔平に引き寄せられて
抱きしめられる。


心臓が破裂しそうな
くらいドキドキしてる


「しょ、へ-……?」


「……嘘なんて…つくなよ………」

翔平がポツリと呟いた
言葉に飛び上がるほど
驚いた。


だって
嘘カンペキ
見抜かれてんじゃん!


抱きしめられた
カッコのままのあたし。

「翔平……、離して…」

「あぁ、わりぃ……」


って慌てて
体を引き離す。


「ゴメンね?あたしビックリしちゃって……」

「いいよ、別に。俺も
いきなり変なコトしてゴメン…」

「翔平あのね……」
「美優あのさ……」


「……翔平から先に…」

「俺はまだ美優が好きだ……」


思いもよらないの言葉に戸惑いを隠せない。



「……翔平…ありがと…でもね……?翔平は人気モデル。あたしは普通の高校生。あたしとなんかいたら翔平の輝く人生がダメになっちゃう…」


「美優はほんとバカだね俺には美優が必要なんだよ……もう一度……やり直してくれないか?」


「……あたし……翔平の重荷になっちゃうかも知れない…」


「ならないよ…むしろ
美優がいる方が頑張れる…明日も頑張ろうって思える……」


翔平……
あたしすっごく嬉しいよ

翔平もあたしを思って
くれてたんだね……