「ごめんね…」

あれからどれくらいの時間がたったか
分かんないくらい私を
抱き締めてくれていた。

野球の途中だったのか
ほんの少しの香りと
土と汗の匂いがして落ち着かせてくれた。



バタバタバタッ

「……希依っ!!!!!!」

「あっ…」


部屋に星花と亮輔くんが入ってきた

星花が私を抱き締めた。
星花を見ると目が真っ赤だった

「ごめんね…」

「謝るのはこっちだよ。
一人にしてごめんね…
怖かったよね」

「………星花ぁぁヒック」