――帰り道――

「なーにタコみてーな面してんだよ(笑)」

「はっ?だからその呼び方
やめてってばー!!」


私はいつのまにか笑ってた。

和哉は私が気づかないうちにいつも
笑顔をくれてた…

だけど…やっぱり
ふと考えればまた笑顔が消える。


だんだん私は弱くなっていた。

自分からもみんなからも
逃げたかった…

大和の卒業からも逃げたかった…


ずっと一緒にいたいよ。
大和のいない一年なんて考えられないよ。