私知ってるよ…?

2年の中でベンチ入りは和哉だけ…
それだけ3年のレベルが高かった。

だから和哉はその責任を
いつも感じてて、

みんなの分からないところで
いつも1人で練習してた。


屋上に行ったら、
必ず見えてた。時には
やけくそで打つ和哉も見てた…


「今までお疲れ様…
今度はチームの真ん中に立って
引っ張って行かなきゃね!!」

「あぁ。ありがとな」

家の前に着くと、
和哉は微笑んで帰っていった。