「そうか。だけど今の俺らじゃ無理だよな…

星花のことも気になるし」


………。でも、野球と
関係ないでしょ?…


「ふざけんじゃねーよ!!」

大和が言った。

「無理とかじゃねーんだよ!!
俺らは甲子園に行くために今まで頑張ってきたんだろーが!!

俺らが諦めたら、
木下や星花と希依はどうなるんだよ!!

俺らが守っていかねぇと
だめじゃねーのかよ!!」


周りは沈んだ。
みんな…考えてるんだよね?

私は耐えきれなくて、
1人ドアの隣で泣いていた。

大和が野球に対して
どなった事は初めてだったから…