―――。

誰かが、僕を揺さぶっている。

「ねぇ、起きてよ。ねぇ・・・」

ゆっくりと目を開けた。

「・・・誰?」


そこにいたのは、茶色の髪に青い瞳、歳は僕と同じくらいか、それより1つ、2つ下くらい。
夢の中で聞こえた声で、僕にこう言った。

「もう、迎えに行くって、行ったのに・・・」

ムスッとした顔で僕に言う。

僕はテンパっていた。

「え?・・・え〜!?」

「なかなかのリアクションだね。それじゃ、行こうか。」


奴は僕を捕まえて、何かブツブツ呟いた。

すると、光でできた扉が現れた。

「それじゃあ、行こうか。」

もう一度そういって、嫌がる僕を無理矢理中に引き込んだ。


あ〜もういいや・・・



好きにしてくれ。