なんだ・・・?


気が付いたら、真っ暗な空間にいた。

こんなこと、前にもあったな・・・


「君にはやっぱり力があるね」

さっき聞こえた、男の声が聞こえた。

「でも、魂の器が足りない。このままじゃ、宝の持ち腐れだ。」

どうすればいいの・・・?

「魔術の力に長けたものに、会えばいいんじゃないかな?」

どこにいるのさ・・・!?

ねぇ・・・!?








目覚めた。

ララはまだ寝ている。
僕は頭の中を整理した。

・・・魂の器。
僕には力がある。
・・・魔術。
というか、あの声は何?
僕の力は何?
ララがいうように、銃?

・・・あれこれ考えても、しかたない・・・か。


そのうち、ララが目覚めた。

「おはよう」

眠そうに目を擦って、奴もおはようという。

「早いね、今日は」

ララは大きく伸びた。

「ちょっとね・・・」

ぅんっと鼻でないて、リュックをあさりだした。

たぶん、ねぼけてる。

そんなこんなで、おにぎりを食べた。

「行こうか、ララ。」

「うん、行こう」

先を歩く僕に、遅れてララは着いてきた。

さっさっと、村にいかないと。