「それで、これからだけど。六人の代わりになる人を探す。僕と君で、二人だから、あと四人。」


慌てた。

「ちょっと、ちょっと!僕なんにも出来ないよ!?」

「大丈夫、君は後で。」

ホントかよ・・・。


あー、もう。最悪だ。
生きているとこうも災難ばかりが続くのか。

「六種の力、体術、銃術、魔術、精術、心術、剣術とがある。僕は精術を使えるから、とりあえず精術ってことで」

「そんな曖昧でいいの?てか精術って何?」

奴は楽しそうに、話出した。

「精霊術の略だよ。この世にいる、精霊、霊を呼ぶ力さ。すごいでしょ?」

「へー。凄い。やってみてよ。」

「うっ・・・」
奴は苦い顔をして、

「それが、結構疲れるから、必要な時になったらって事で。。。」

「なんだそりゃ。。。これからどうする?」

突然顔をあげて奴は、

「まず、森を抜けてすぐの村に行こう。そこで色々聞こ。」

「わかった。」

「じゃあ、行こっ。」

先に奴は歩き出す。
あれ、そういえば・・・

「お前、名前は?」

奴は振り替えって、キョトンとした顔で、

「あれ?いってなかったっけ?僕はララ。よろしく。」



そして、僕らはならんで歩き出した。